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CD制作レポートその2

 投稿者:ぺるけ  投稿日:2019年 3月26日(火)12時25分58秒
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  当初、コンサートの集客は難しいと思われましたが、予想は完全にはずれて超満員となりました。客席のノイズが出やすい上に音が吸われますから録音条件としては良くありません。案の定、無指向性マイクロフォンを使用したのにホールの残響はあまり拾ってくれませんでした。

演奏内容は申し分のない素晴らしいものでしたし、紙のカシャカシャ音など変なノイズを出すお客様もいなかったのは良かったのですが、それでも足音や何かがこすれる音などさまざまなノイズがあるのでそれを取ったり目立たなくするのに結構手間取りました。

音楽そのものの編集は難航しました。幸いなことにバウンダリマイクがピアノのスケール感を良く捉えてくれています。いろいろやってみた結果、ステージ上に4人を配置するオーソドックスな音場ではなく、ピアノに包まれるような背景の中にヴァイオリンとヴィオラとチェロが存在するように仕上げる方向でミックスしています。
それは、ピアニストのDiana Ketlerのピアノの包容力とスケールにはじめて気付いた瞬間でもありました。包容力のあるピアノの上に三人の弦楽器の名手が乗っかっている、そんな音楽をなんとか捉えたいと思ったのでした。

じつは音の編集よりも、それ以外のもろもろにかなり手がかかっています。
CDをプレスするには、DDPフォーマットのデータを作成して持ち込む必要があります。ジャケットは、表側の両面、バックカバー、インレイのデザインが必要ですし、盤面のデザインもあります。デザインは故赤川さんのスタジオのデザイナー原さんにお願いしました。写真はプロの写真家の市川さんと私の友人にお願いしました。曲名や作品番号を間違えたらアウトなのでのその調査と確認が結構大変でした。存命の作曲家Valentin Silvestrovの作品もあるため、著作権申請、支払い、ロゴの手配もありました。高品質は維持したいがコストは下げたい、ということでプレスは台湾に発注しました。なんやかやで、4ヶ月かかっています。

 
 
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