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奏者の心理

 投稿者:ぺるけ  投稿日:2017年12月11日(月)10時32分45秒
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  P.Vasksの「沈黙の果実」という、曲名どおりの静寂と向き合った曲のリハーサル中の出来事。
昼になり腹が減ったし、音響エンジニア氏は食事に出る余裕はなさそうなので、何か買ってきてあげようと思って外を歩いていたらホールから呼び出し電話。
リハーサルの音をチェックしてほしくて僕を探しているらしい。

急いで戻って客席の中央で演奏に耳を澄ます。
指揮者なし、音楽監督のヘーデンボルク直樹氏はオケに混ざって弾いていて腑に落ちない何かを感じたのかもしれない。
彼は、何かを言いたい時、それを第三者の口から言わせたい時、よく僕を呼び出す。
今、彼は何が言いたいのだろう。

曲が静かな盛り上がりをみせた後、ピアノソロが静寂を求めてディミヌエンドしてゆくが、オケがいまひとつついて行ってない。
弦がアンサンブルの美しさに酔ってピアノが聞こえていないのだろうか。
自分の音に酔うと周囲が見えなくなり、音量が上がりやすい。
そのことを音楽監督氏に伝えたら、リハ終了前にオケ全員集めて指示を出していた。
本番では見事な緊張感あるダイナミクスに仕上がっていた。

日本のオケは、ひとりひとりの奏者までもが指揮者のような視点で、オケ全体、曲全体を捉えるのはちょっと苦手なんだよだなあと思っている。
 
 
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