teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:73/2925 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

無音の扱い

 投稿者:ぺるけ  投稿日:2017年 5月23日(火)16時53分23秒
  通報 返信・引用 編集済
  私は以前、あるコンサートの録音の編集で、音だけ聞いて判断して大恥をかいたことがあります。
あとでわかったことですが、その曲は長い休符で始まっていた。しかも、ピアノパートはその休符中にペダル記号まで書いてあった。つまり、無音で曲が始まり、その途中でピアニストはそっとペダルを踏み、やがて音が出るという楽譜だったのです。
音がないと思って切ってしまった私は無知でした。
クラシックの有名曲でも、短いながらも休符で始まる曲はたくさんあります。

オーケストラや室内楽コンサートの編集で注意するのは、音が出る前に奏者がかすかに吸い込む息の音ですね。
弦楽器奏者も息を吸う人が多いですし、そのかすかな音を合図にアンサンブルが始まるのはごく普通のことです。
指揮者が指揮棒を上げる時のかすかな衣擦れや空気のゆらぎにも耳を澄ませます。

同様に、曲の終わりの扱いもなかなか難しいです。
楽器の音が消えても、ホールの残響がまだ鳴っていますし。
弦楽器奏者の場合、最後の音を弾いた直後は弓を高くかかげていたりしますが、ホール内を巡る音はすでに消えていたとしても気持ちとして曲が終わるまでその姿勢を変えずにいて、やがて静かに手を下ろします。指揮者もまた同じ。
編集時に耳を澄ませば大概そのタイミングはわかりますが、念のために現場でレコーダーのタイムスタンプを見てメモをします。



 
 
》記事一覧表示

新着順:73/2925 《前のページ | 次のページ》
/2925